今日から夏季休暇の方が多いと思います。が、アパレルをやっている個人事業主としては、この季節中国はお休みではないので、生産拠点の工場から連絡があったりと、どっぷり休んだことはほぼありません。
日本国中が休んでいる間に、せっせと働いて、別にお休みを取った方が良いのではないか?もしかして。
と思い立ち、早めの夏休みを取ることにしました。
いつも一緒に冒険をしてくれる、同級生に声をかけ日程を決めます。決まればそれに向けて休んでも大丈夫なように、段取りを組みます。
今年は、天草へ冒険に行くことにしました。みなさん天草と聞くと大抵の方は「長崎県?」と思っていらっしゃるでしょうけど、実は「熊本県」なんです。

そして、なんせ広いのと交通の便が悪いので、福岡出身の私もこの年まで行ったことがなかったのでした。 福岡から熊本までは、新幹線で30分と恐ろしく近くなったのですが、そこからが電車で行ってもバスもしくは車で行っても遠い。
私たちは行きは風光明媚なルートを選び、熊本→A列車で行こうで三角港(サンカクコウとばかり思っていたら、ミスミコウでしたっ!(笑))→三角港からフェリーで松本→松本からバスで本渡→本渡からタクシーで宿泊地の下田温泉へ、で朝博多9:06の新幹線に乗って、下田温泉の宿に着いたのが16:00くらいでした。
ですが、家族連れはイルカウオッチングや海のアトラクションに向かう一方、私たちはとにかくゆっくり移動して、美味しい刺身が食べたいが第一の目的だったので、混んでないどころか人いないみたいな感じで。(笑)

ドーンと美味しい刺身のUPです。(笑)これで1人前!!
福岡も美味しい刺身はあるんですけど、土地のものが、食べたいと。烏賊が格別に美味しくて聞いてみたら、やはり烏賊は有名だそうで、うまかったですねー。
温泉もとても良く、田舎の親戚のうちに遊びに来た感じで満喫しました!8月は伊勢海老漁が解禁されるそうで、伊勢海老祭りだそうです。(8月も行きたい。)
まずは、象に見える海岸の岩を眼下にして、大江教会へ。隠れキリシタンの教会の一つです。とにかく景色がよく、よくここに立派な教会を建てたなと関心てしまいます。中は撮影禁止なので画像はありませんが、信仰の厚さを感じます。一番見晴らしが良いところに尽力された神父様が眠っておられて、信者の皆様も含めて静かに眠りたいと、世界遺産には登録申請を出していないそうです。
確かに、この静けさと清さは無くなってしまうかもしれません。
次は崎津集落へ。ここは世界遺産登録されてます。が、素朴さが残っていて海が綺麗で(天草全般にそうですけど)、本当に素晴らしいところだなと、いつまでもこのままでいてほしいと心から思いました。
そして、この崎津地区から4人の少年たちが洗礼を受けて、はるかポルトガルに旅立って行ったのでした。
当時のことを考えただけでも、気が遠くなる話です。偶然にもポルトガルに行った時、地元の美術館で、この使節団を描いた絵画を見ていて記憶に残っていました。その出発点がここだったなんて・・・その時は全く知る由もなかったのでした。
少年たちが海を渡った時は、織田信長の時代で宗教に寛容でしたが、豊臣秀吉の時代になってキリスト教弾圧が始まります。
帰って来れなくなり、数年ののちにやっと帰国。弾圧は続いており、改宗を迫られ改宗しなかった伊東マンショは磔の刑に処せられました。殉教者となったのです。
そんな現場で思いを馳せると、教科書とは全く違う風景がまざまざと広がっていくのを感じました。
天草は、広く4分の1くらいしか回ってないので、次回は2泊3日でまた冒険したいと思いました。
そして、早い夏休みの冒険はまだ続きます。続きはその2で!