関東の梅雨は早々に明けてしまいましたが、皆様のお住まいの所はいかがでしょうか?
6月からこうも暑いと夏がすごく長い期間続くようで、先が思いやられます。(夏は苦手なので。笑)
気を取り直して、7月、8月の金継ぎ教室開催日程をお知らせいたします。
7月/8月金継ぎ教室開催日程
東北沢教室
木曜日
日時:10:00-12:00/13:00-15:00
7月3日、10日、17日、31日
8月7日、21日、28日
土曜日
日時:10:00-12:00
7月5日、12日、26日
8月2日、23日、30日
渋谷教室:のんべい横丁黍2F
月曜日
日時:18:30-20:30
7月7日、14日、28日
8月4日、18日、25日
※19:00-21:00の開催も可能です。お問い合わせください。
料金:¥5,500(消費税込)
※無料体験もございますので、お気軽にお問い合わせください。
6月のgalleryのご案内にも使用した写真、バカラの花瓶をご紹介します。
かなり大きくて、高さは40cくらいあるでしょうか、重いのです。
ご依頼の時は、にゅう(ひび)のみで割れていませんでした。
漏れないように上から、接着剤をつけられていたので、見た目がなんとも可哀想な感じでした。
接着剤をとるために、水から煮ていたら、パッカーンと割れてしまったのです。
(煮るお鍋も大きな寸胴鍋でして。)
ご依頼主様に状況を説明して、そのまま進行することになりました。
割れてしまった方が、花瓶も美しく仕上がるので結果オーライだったのですが。
これだけ大きなガラスの金継ぎは初めてでしたので、興味津々かつ慎重に作業を重ねていきました。
ガラスに厚みがあると、漆が乾くのに通常の倍くらいかかりました。新たな発見です。
なので、1週間で完全に乾くところが、2週間くらいかかってしまいました。
こればかりは急いでも仕方がないですし、本来本漆を使う金継ぎは急いで良いことは一つもありません。
これは、日頃から生徒さんとも話している事ですね。
そして無事完成しました。
なかなか迫力がある感じに仕上がりました。
ガラスは継ぐのが難しいので、円家では陶器→磁器→ガラスの順で取り組んでもらっています。
また、ガラスを継ぐ場合は工程と、材料も増えますので、時間もかかります。
作業に集中して、完成した時の達成感はなんとも言えないですね。
暑い夏こそ、涼しい室内でコツコツと金継ぎを始めてみませんか?