コロナの時期もあって、久しぶりの海外出張となりました。3月19日〜3月22日で杭州と上海です。
杭州はニット工場があり、最近とてもお世話になっています。以前にプリントの工場で杭州に行ったことがあったのですが、今回は以前と全くイメージが異なりました。と言うか、以前より進化している感じがしたのです。
サンプル室や、工場もクリーンで働きやすそうな環境です。社長曰く、従業員の80%が女性がだから。女性が働きやすい環境じゃないと、言うことで環境を整えているそうです。中国はそもそも共働き社会なので、男女問わずになんでも両方がやります。そこのところは日本より女性が働きやすい環境だと感じていました以前から。
杭州はどんなところかと言いますと、運河というか川を中心に栄えた歴史ある街で、この画像の皮を遡っていくと、北京に到達するそうで、歴代王朝の王様方が船で下ってきて川遊び(旅行的な)を楽しんだそうです。
北京から何日かかると思います?と聞かれて気軽に1日くらいですか?と返答したら、ノンノン!約40日です!
と!!!!!そうですよね、中国大陸ですから。なんだか三国志やらそんな光景が頭の中に浮かんできました。
運河沿いの風景は、柳みたいな樹が風邪にそよそよと葉を揺らし、その隣には中国茶のカフェがあり、のんびりとした風情で、昔の倉庫街をリノベーションした近代的でお洒落な建物が目立っていました。
工場での打ち合わせが終わって、いざ上海に移動となった時に、今日は15:00〜19:00まで地方の車は上海に入れない、どうします?となり(杭州から上海までは車で約3時間、どう考えてもダメな時間に移動になりそうで)、じゃ新幹線で移動しましょうと言うことで、工場の人にチケットを手配してもらったのですが、
パスポートの顔写真がなければチケットが買えないシステムで、日本よりセキュリティしっかりしてるなと感じました。
で、新幹線の杭州の駅です。駅に入る時もセキュリティチェックがあり、平日なのに、すごい人でこりゃ春節は物凄い人なんだろうなと、やはり人の多さに圧倒されつつ、乗る時はパスポートをチケットかざすみたいにかざして見よう見真似でホームまで行き、何号車かはわかっていたのですが、それらしき番号の表示がなく、なんとなくこの辺かみたいなところで、列車が来るのを待ち、きたので乗り込みました。
そう考えると、日本ってなんてセキュリティが甘いんだろうと思い、日本の新幹線は大丈夫か?(誰でもセキュリティチェックなしで乗車できるんで、事件がおきてもおかしくないんじゃないか、実際おきてますけど。)っと、大丈夫か日本?的に感じたのでした。
上海に到着して(杭州→上海は新幹線で1時間ちょっと名古屋くらいのイメージでしょうか。)、ホテルにチェックインして、次の日の行動の打ち合わせしながら夕食を食べ終了となり、次の日は上海の縫製工場に行き、
布帛でお世話になっている会社にて、依頼していた集めて欲しい生地の打ち合わせなどをし、今依頼しているサンプルでわからないところなどの打ち合わせもし、この日も終了となりました。で、少し夕食まで時間があるのでどうします?と言うことで、同行者が足つぼマッサージとタイ式マッサージに行きたいとリクエストしたので、行ってみることにしました。(笑)
私今まで、マッサージや整体らしきものに行ったことがなく、肩が凝ったといった感覚にもあまりなったことがなかったので、恐る恐る行ってみたのですがなかなかに爽快なものでした。
これは、縫製工場の金魚です。綺麗に整備されていて心の余裕を感じますね。
で、最終日の夕食は中華は散々食べただろうから、上海で一番高いビルのレストランで食事しましょうとアレンジしてくれて、そこからの夜景が冒頭の画像な訳です。前のランドマークはテレビ塔でしたが、はるか下で、上海バンスキング的な平和飯店があるバンド地区も遠く彼方に小さく写り込んでいます。
しばらく来ない間に中国は着実に進化を遂げ、ソフト面での開発も進んできて、日本はすでに追い越され、今日に至るのをひしひしと感じました。失われた10年と言いますが、もっと差は広がっている感じがします。
奥さんが台湾人、旦那さんが日本人でその子供は今年大学で、どこの大学を選ぶかとなった時、彼は中国の大学を選びました。ママは日本贔屓(今は日本に住んでいる)だから、日本の大学に来ると思って楽しみにしていたら、中国の大学に行っちゃったと嘆いていましたが、彼の選択は間違っていない気がしました。
まあ、そんなこんなでばたばたしていたのでブログも更新できずでしたが、更新しましょうと思ったらやたらと書いてしまいました。(笑)
世界との差を感じながら、さてどうしたものかと我に帰って、粛々と自分の仕事をまっそうする今日この頃。
明日からは、デザイン学校の講師の仕事も新学期が始まりますし、4月8日は入学式で生徒の前で挨拶しなければならず(頼まれて、いいですよと言ったもののノープランで)はて、どうしたものかと・・・
to be continue 入学式のことを次回に報告いたします。(笑)