11月8日の皆既月食、綺麗でしたね。天気が良かったのでものすごくクリアに見えました。
その日は、同級生など友達からLINEがあり、皆同じ時間に同じ月を見ている事に感動したりして、子供の頃に戻った気分でした。
今だから、太陽と地球そして月が 一直線に並んで、月が地球の影に覆われると起こる天体ショーだとわかっていますが、昔の人が見たらそりゃ何か天変地異が起こるとか、不吉なことの前触れだとか思っても仕方なかっただろうなとつくづく思います。
だんだんかけて行って、ほぼ真っ暗になって、また現れる、わかっていてもなんとも不思議なものです。
そして、秋の深まりと共に訪れたくなるのが美術館です。東京は特に美術館が多いので、探せば何かしら行きたい展示はあるものですが、特に秋は美術館やアート鑑賞のハシゴをしたくなりますね。
国立西洋美術館で開催中の「ピカソとその時代」もその一つです。
西洋美術館での展示に今ひとつ魅力を感じていなかったのですが、一人のコレクターベルクグリューンが所持していたコレクションという事で、ますます鑑賞してみたくなり、初めて西洋美術館に行きました。
長い間改装で閉館していたので、コルビジェの建築を体感できるのも一つの楽しみです。
はたして、「ピカソとその時代」展は、ピカソの絵もさることながら、クレーの作品群が素晴らしかったです。
あの図形の重なり具合と色、具象なんだけど抽象的な不思議な世界、堪能しました。
ベルクグリューンは、ピカソ、クレー、マティスを主に収集していたという事で、クリアな一貫性があるように感じました。
クレーの作品を一堂にたくさん見たことがなかったので、今回の展示はとても新鮮に感じました。
展示を見る順番は特にないので、行ったり来たりもう一度見に行ったりと、なかなか見応えのある内容でした。
上野に行く機会があったら是非鑑賞してみてください。
また、常設展は西洋の中世の絵画で、こちらも大変見応えがあります。
企画展を行ったり来たり、建築も鑑賞し、常設展まで鑑賞すると軽く2時間越えですが、充実感に満たされます。
この心地よい疲れがたまりませんねー。
次は深まる秋に「アンディ・ウォーホル・キョウト」に行きたいのですが、秋のうちにいけるのか?
冬に突入しそうですけど、行きたーいと思ってます。(笑)